シロツメクサ、緩衝材の時代変遷

数日前のネットで買い物をしたのですが、段ボール箱に入っていた緩衝材は、空気を入れたビニール袋でした。
それ以前となると発泡スチロールが定番で、最近ではリサイクルを考えてか、紙の緩衝材などが使われたりもしています。
又、欧州では味付けをしていないポーップコーンを利用し、使用後には飼料や肥料にするといいます。

 

しかし、それ以前の文明未発達の時代でも物資輸送はおこなわれていたもので、シルクロードでのガラスの運搬にはガラスを泥で包んで運んできたといいます。
やはり、商売となると商品に傷がついたり破損を考え、あれこれとショックを吸収するものはないかと考えてきたようです。

 

又、春になるとちょっとした公園や空き地に映える植物にシロツメクサというものがありますが、
今では四つ葉のクローバーのクローバーと言ったほうが伝わりやすいかもしれません。
この和名のシロツメクサですが、漢字で書くと「白詰草」となり、つまり詰め物として使われていたといいます。
シロツメクサは日本には、1846年のオランダから献上された時のガラス製品の、
緩衝材として使われて入ってきたのが最初であるといい、この緩衝材が詰草の名の由来となったといいます。
そして、現在見られるものは、明治時代に家畜の飼料として導入されたものが広まった帰化植物であるといいます。

 

時代とともに、物を衝撃から守るものとして考えられてきた物ですが、
通販の場合には過剰とも思えるような緩衝材の量になることもあり、ゴミとしての処分するのも面倒くさいものです。